そのときどきに私が感じたことや思いなどを書き綴っています。

トレーニング効果(3639)

DSC_2343.jpg


トレーニングとは「適切な刺激と反応によって機能を高めること」です。

なので、トレーニングを指導する時は、

「絶対にマイナスにならない」ように、「適切な刺激」を選びます。

でも、それが「機能を高める」、

つまり効果があるかどうかは分からないです。

なぜなら、「適切な刺激」は人によって違うし、

トレーニングに対する「理解の深さ」や「やる気」によって効果に差があるからです。

トレーニングは苦しいことが多いので、基本的にはやりたくないです。

でも、必要であることは分かっているので、

何とか自分を奮い立たせてがんばるわけです。

もし、「これさえやればいい!」というものがあれば、

そういうものを手に入れたいと思います

(ドーピングがなくならないのはこういう心理が働いています)。

でも、そんなものはないですね。

「そうである」と思い込めるのであれば、

ひとは必死になってがんばれます。

必ず達成できるからです。

それが叶わないとなると、とたんにやる気は失せていきます。

そうなると、トレーニングはもっと苦しくなってきます。

人は、100%効果のあるものを求めますが、そんなものはないです。

それでもがんばることができる人が強くなっていくということです。

強くなっていく人は、いつまでもそれを「信じることができる人」です。

ダニエル太郎はそんな子でした。

小さい子どもを見ればわかりますが、

「自分を信じて疑わない」ので、どんなことも楽しくできます。

そんな「感性」を持っているということです。

でも、成長してくると、頭で考えちゃいます。

「もう無理だよねえ~」、「やっても意味ねえし」と、

それを避けることが合理的な方法であるかのように考えてしまいます。

そうなると、トレーニング対する理解は深まらないし、

そもそも自分自身に対する興味や感心が低いので、

何をやってもつまんなくて、やる気は出ないですね。

そうならないためにも、そのプロセス、

つまり自分のやっていることを信じられるかどうかが鍵だということです。


Clip to Evernote
人気blogランキング参加中!
にほんブログ村 テニスブログへにほんブログ村
スポンサーサイト

素直に負けを認める(3638)

DSC_9082.jpg


この前のボクシングの試合見ました?

結果は村田選手の判定負けでした。

しかし、スポーツニュースなどでも盛んに取り上げられたように、

村田選手はダウンも奪い、相手にはほとんど有効打も打たせず、

相手を圧倒しているようにも思われました。

でも、結果は僅差の判定負けです。

振り返れば多くのスポーツで、

これまでにも納得のいかない判定や、

ビデオで確認すると明らかな審判のミスで、

結果が負けとなった勝負がいくつもありました。

しかし、負けは負けで、後日に判定が覆ることはなく、

スポーツとは理不尽なものだなあと思います。

テニスの試合でも、相手のミスジャッジやポイントの誤確認などで、

そんなことを経験した人も多いと思います。

そんな負け方をすると、負けた試合からは目を背けたくなるものですが、

素直に結果を受け入れることこそが、

新しい結果を手に入れるためには大事なことだと思うんです。

村田選手は試合を振り返って、

「第三者の判断が全て。

もっとああすればよかった、こうすればよかったと考えてしまう」

と語り、不可解な判定に対しても不満を言わず、

素直に結果を受け入れ、試合の反省点を挙げていました。

村田選手の結果に対する姿勢を見ると、

次こそは文句なしの内容で、

世界王者になるのではないかと期待してしまいます。

強くなる選手にはいくつも必要な「資質」がありますが、

この「素直に結果を受け入れる」ことができるのはとても大事だと思います。

いつも前に進もうとする姿勢の現れですからね。

前に進むためには、まずは「今の」負けを認め、「次に」を考えていくこと、

これが自分を「変えて」強くなる道なので、

そんな考え方が持てるように資質を高めていかなくてはならないと思います。


Clip to Evernote
人気blogランキング参加中!
にほんブログ村 テニスブログへにほんブログ村

ディシジョン・メーキング(3637)

DSC_9488.jpg


子ども達のテニスを見ていると、

「戦術」もそうですが、「選択力」が足りないと感じます。

基本的な「スキル」は大切です。

でも、どこにボールを打つのか、

相手はどういう状況にあるのか、

今の状況でもっとも適切な「選択」は何か、

を判断する能力がもっと伸びてこないといけない、と感じます。

視野の狭い広い、「戦術」を持っている持っていない、

そういうところで能力の差が付くので、

まずはこの「ディシジョン・メーキング」を高める指導をしなければならないと思います。

「ディシジョン・メーキング」とは、

「意思決定の力」、「選択の力」ということですが、

これが大事だということです。

どういう練習が良いのかはよく分かりませんが、

単なる基本練習の繰り返しではなく、

パターン練習や実践練習の適切な組み合わせが大切だと思うし、

「ボールを見ない」練習も必要かもしれません。

「ボールをよく見ろ」と言われますが、

実際にはボールを見ないで打っていることが分かっています。

ボールではなく、周りの状況を見て(視野に入れて)、

次のショットを的確に打つ判断ができるようにしています。

ボールをよく見ているように見えても、

「視野」と「意識」は、もっと広い範囲に向けられているということです。

ラグビーの日本代表監督は、

「日本人は 「ボ ール ・オブセッション 」 、

ボ ールに対する思い込みが激しい 。

これは 「一球入魂 」という言葉に代表されるように 、

球技においては 、

人よりも 、ボ ールが主人公のような扱いをするケ ースが多いからだろう 。」

と考察しています。

「入魂」して打つことは大事、

でもそこにだけ「意識」を向けすぎてはいけないということです。

コーチ自身も「視野」を広く持つことの重要性を考えなくてはなりませんね。

常に意識して行動したいと思います。


Clip to Evernote
人気blogランキング参加中!
にほんブログ村 テニスブログへにほんブログ村

苦悩を自ら作り出す人(3636)

DSC_2117_2017052306290288b.jpg

「ジュニア最後の戦い」を前にして、

「苦しい思い」をしている高校生諸君も多いと思いますが、

そんな選手諸君に向けて、言葉を贈りたいと思います。

ある本に、

「スポーツ選手は、苦悩を自ら作り出す人」

と書いてありました。

ほんと、そうですね。

こんなに苦しくて、辛くて、面倒くさくて、自分の自由な時間を奪っていくもの、

そんなものに自ら進んで取り組むのですから、

まさに「苦悩を自ら作り出す人」ですね。。 

でも、その本には続けて、

「困難に対してどのような態度をとるかということのうちに、

その人本来のものが現われ、

また、意味のある人生が実現されるのです。

私たちは、スポーツマン精神 という

ほんとうに人間らしい精神も 忘れてはなりません。

スポーツ選手がすることといえば、

困難によって成長するために

困難を造りだすことにほかなら ないではありませんか。」

と書いてあります。

そして、「苦悩に耐えたという思い」は、

「自分がやってきた」ということに対して

「感謝すること」につながっていきます。

これが「スポーツを続ける最も尊いこと」だと思います。

困難を作り出し、それに耐えてがんばる、

そんな選手であってほしいと思います。


Clip to Evernote
人気blogランキング参加中!
にほんブログ村 テニスブログへにほんブログ村

最後の戦い(3635)

DSC_0772.jpg


全国で高校3年生諸君は「ジュニア最後の戦い」を戦っていると思います。

私もよく

「最後の試合になりますのでよろしくお願いします」

なんて言われます。

確かにそうですが、日本では特にその意識が強くなります

(私たちの時代はあまり意識されませんでしたが)。

その理由のひとつは、ジュニアの試合は「普通」ではないからです。

1セットマッチで行われる試合

(私はいろいろな国で試合を観ましたが、

1セットマッチの試合はただの一度も観たことがありません)、

3分やサービス4本のウォーミングアップ

(これも一度も観たことはありません。

ダブルスの試合前のウォーミングアップで、

ペア同士でのクロスコートのラリーを見た時は「マジか!」と思いましたね(笑))、

それに試合は14時ぐらいに終わってしまうのに、

朝の練習コートはもちろんありません

(試合中の練習コートの解放なんて見たことありません。

全国の大会ですら練習コートがないことは多いです)。

それほど日本のジュニアの試合は、

テニスの「スタンダード」とはかけ離れています。

これで全国が決まるという試合が、

1セットマッチや8ゲームマッチで行われるのは、何とも可哀想な気がします。

それに加えて、親の関わりはすごく強いです。

もちろん、ジュニアなので、何でも自力は難しいです。

だから、親が何でもというのも間違っているとは思いますが、

その関わりが強い分だけ、

ジュニアを卒業して大学に進学すると、

その関係性が薄くなっていくという意識が強いので、

「最後の」ということを強く思います。

そんな理由があって「最後の」となりますが、

そういう「区切り」は本人がつけるものです。

「もうテニスは辞めだ!」はいいと思います。

テニス以外にもたくさん自分の可能性を広げるものはあります。

それを探してみるのはとてもいいことですね。

でも、「もっとがんばろう!」はテニスを教えている側からすると、

一番大切にしたい気持ちです。

実際に高校を卒業したらテニスを辞めるつもりでいた子が、

何かしらのきっかけでやる気になって、大学でのテニスを選択し、

大きく成長するのを何度も見てきました。

やっぱりこれはうれしいですね。

だから、回りにいる人が勝手に「区切り」をつけないでほしいと思うんです。

「最後だから」、「最後だから」と言い過ぎないでほしいんです。

子どもたちは、まだまだこれから成長する伸びしろがあります。

身体的にも精神的にも「これから」なんです。

だから、「もっとやれるんじゃない」と思って、

どう「区切り」をつけるかを本人委ねてほしいと思います。

私は言い続けますよ。

「まだまだこれから。これから自分のテニスが完成していく。だからがんばれ!」

・・・と。

まあ、それでも願います。

「ジュニア最後の戦い」が充実して終われますように。


Clip to Evernote
人気blogランキング参加中!
にほんブログ村 テニスブログへにほんブログ村
プロフィール
「スポーツは、”愛”だと思う…」

大島コーチ

Author:大島コーチ

テニス、トレーニング、スポーツ科学など、詳しくはウェブサイトをご覧ください。
WORKS
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
月別アーカイブ
リンク
このブログをリンクに追加する
QRコード
QR
キャンプ&イベント案内
  • テニストレーニングキャンプ案内

  • ■「テニストレーニングキャンプ19」
    2017年8月開催予定
    このキャンプは「向上心」や「意欲」を育てることを目的として、「意識が変われば世界が見える」をスローガンに、「Hard on yourself・・・どこまで自分に厳しくなれるのか」をキャンプテーマに、大きな夢を持って、テニスに取り組むことができるようにプログラムされています。

  • テニスコーチングセミナー案内

  • <テニスコーチングセミナー20>
    ■本年春に来年開催予定です
    ■遠方からの参加者のために無料宿泊所を用意しましたので、気軽に参加してください。
    自分のコーチング技術を磨き、自信を持って指導することができるように「テニスコーチングセミナー」を企画しました。テニス技術はもちろんのこと、コーチング論やコミュニケーション論、トレーニングに関することまで、テニスを教えるにあたって必要だと思われる内容をできるだけ広い範囲で網羅しています。

  • <ロングウッドジュニアテニス>
    無料体験レッスン受付中!(随時)

  • <レーニング科学研究所>
    トレーニング受講者募集中!


  • プロバイダーの変更に伴い、
    以下の関連グループの
    ホームページのアドレスが
    変更になります。

    ●ロングウッドジュニアテニスアカデミー
    http://tslabo.web.fc2.com/longwood/
    ●トレーニング科学研究所
    http://tslabo.web.fc2.com/tslabo/
    ●トップジュニア委員会
    http://tslabo.web.fc2.com/top-junior/
    ●テニスコーチング研究会
    http://tslabo.web.fc2.com/tennis-coaching/
    ●若鳩インドア
    http://tslabo.web.fc2.com/wakabato/
    SNS
    Nobuhiro Oshima


    tslabo_gtnをフォローしましょう