そのときどきに私が感じたことや思いなどを書き綴っています。

神のくれた手(3750)

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グリップの大切について書きましたが、

多くの指導書に解説があるように、

「インパクトでぎゅっと握る」ことによってスピードが増す、

ラケットの面がぶれないのでコントロールが良くなる

ということはあまり期待出来ない、

という実験結果があります。

実は、出来るだけグリップの力は抜いておいて、

体全体を使ったスイングを行うようにすることが望ましい、

ということです。

そして、くりかえし打球しているうちに、

反射的に、適確なグリップ力を発揮できるようになってきます。

だから、うまくなってくると、

何百球打っても腕の疲労感は少ないし、

インパクトのズレは小さくなってくる、ということですね。

大切なのは、手の反射機能が効率的に発揮されるように、

適切なグリップ力でラケットを保持することです。

力を入れすぎることはもちろんのこと、

抜きすぎても良くないことを理解した上で、

自分が一番楽に握ることができるグリップ力があるはずです。

実際にはどのようなアドバイスが良いのかは断言できませんが、

「ラケットを支えるように持つ」ぐらいの感覚

がもっともいいかなと思います。

テニスはラケットという道具を使うスポーツです。

道具を扱う以上、

手の機能を上手く発揮させることが強くなるための秘訣だと思います。

他の動物にはない、

まさに「神のくれた」すばらしい手の能力を磨いて、

さらに上のレベルを目指していきましょう。


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良い刺激(3749)

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昨日は「山本育史プロの特別レッスン」でした。

こうした特別なレッスンを行うのは、

子どもたちにとって「良い刺激」となると考えるからです。

じゃあ、何が「良い刺激」となると考えているのかというと、

それは「テニスの世界に生きた人と触れ合う」こと

だと考えているということです。

子どもたちにとっての「テニスの世界」は、とっても小さな世界です。

テレビで見るプロの試合は夢の出来事です。

だから、自分がその世界にいるということは、

まったく感じられないですね。

でも、プロのレッスンを受けることで、

それは少しでも大きな世界につながっていきます。

人間というのは不思議なもので、

その世界が、自分の世界だと思い込むと、

俄然やる気や集中力が高まり、

ちょっとしたきっかけで大きくブレークスルーすることがあります。

そのために、「意識」が変わるきっかけが必要で、

それが「良い刺激」ということで、

それは、その世界にいた人と触れ合うことが、

とても「良い刺激」になるということです。

私たちコーチは、一生懸命にテニスを教え、

その世界を見るチャンスを与えようと努力していますが、

実際に、その世界にいた人の持つ「オーラ」のようなものは、

残念ながら持ってはいません(もちろん、それをも持っている人はいます)。

「オーラ」と言われるものが、

物理的なエネルギーなのかどうかは分かりませんが、

少なくともその雰囲気を感じ取ることは、

間違いなく「良い刺激」になると思います。

子どもたちがどう感じたのかは分かりませんが、

キラキラ輝くような、好奇心に満ちた目は、

間違いなく何かを感じ取っていると思います。

その「意識」の変化ができるだけ長く続くように、

毎日の練習をちゃんとコントロールしていくこと、

それがホームコーチの仕事、

それを忘れないで精進していこうと思います。

山本プロ、ありがとうございました。

またよろしくお願いします!


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グリップは大事(3748)

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もう少しグリップに気を使ったら良いかな、と思う子はいます。

擦れてしまって、もうほとんど機能していないグリップテープや、

めちゃ汚いグリップテープを平気で使っていたりします。

それに、その巻き方もいい加減で、

「これでいいんかいな?」と思っちゃいますね。

そういう気配りというか、ちょっと神経質にならないと、

ラケットごとにグリップの感覚が違ってしまうこともあるわけで、

ショットもブレやすいような気もします。

手のひらはもっとも大切な感覚器官です。

脳の神経支配のうちの7割以上をしめると言われています。

だから、グリップを大切にするということは、

そのセンサーとしての働きを高めることになります。

ゴルフのジャンボ尾崎選手の話ですが、

ショットの微妙なズレに悩んでいた時、

練習中に「これだ!」と強く感じたグリップがあったそうで、

それを忘れないために、

ガムテープでクラブを握ったままの手をぐるぐる巻きにして

しばらく過ごしたそうです。

また、グラフ選手は試合中でもグリップテープを巻き直していましたね。

汚いグリップテープや、古いグリップテープを

いつまでも巻いているのはダメなんです。

私たちの時代は、

今のように良いグリップテープなんてありませんでしたので

(ベトベトした網戸で作ったようなものがありました)、

革のグリップテープを、

自分の手にしっくり来るまで何度も解いては巻直し、

ということをまめにやっていたように思います。

プロの選手の中には、グリップエンドに革を巻いて太さを変え、

よりしっくりくるグリップを自分で調整する選手もいます。

それだけグリップは大事ってことです。

また、グリッパーと呼ばれる、グリップだけのグッズもありました。

当時全国優勝を成し遂げた、

地元の選手達が使っているという記事を読んで、

「これはいい!」と、

使っていない古いラケットのグリップをノコギリで切り落とし、

それを授業中もずっと握ってました。

まあ、本当は当時好きだった子がその学校の選手だったので、

同じような練習をやってみたかった、

というのが本当のところですが(笑)、

毎日グリップを握ることで上達は早まったと思います。

中には、「そんなの気にしない!」という子もいて、

気にならないという無頓着さは必要かもしれませんが、

テニスの選手にとって、

戦いのためのアイテムはラケットだけなので、

もっとグリップに気を配って、

能力を高めるための努力をした方がいいかな、と思います。

さあ、古いグリップテープは捨てて、

気持ちも新たに頑張りましょう!


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大局を観る(3747)

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昨日は、「細かいところを意識する」ことの大切さを書きましたが、

選手にとってそれは大切なことですが、

コーチという仕事は、

大局的に物事を捉えることが大事だと思うんです。

「群盲(ぐんもう)象を評す」という、インド発祥の寓話があります。

この寓話は、数人の盲人が象の体を触り、

それを評するというストーリーですが、

ゾウの足を触った盲人は「これは柱のようだ」と答え、

ゾウの耳を触った盲人は「これは扇のようだ」と答え、

ゾウの腹を触った盲人は「これは壁のようだ」と答え、

というように、

それぞれの盲人が触った場所によってまったく違う感想を持った、

という話です。

そこから転じて、

「視野が狭いと物事の本質がつかめない」

という意味で使われます。

それで、重要なのはここからで、

私が思う優秀な「コーチの条件」とは、

まったく違って感じられる複数の事例から、

「本質を導ける人」のことだと思うんです。

この寓話で言えば、柱も扇も壁も、

みんなゾウの一部だと気づける人です。

つまり、高い視点を持っているということですね。

そして、それを子ども達に教えることで、

「アハ体験」をもたらす人です。

一度でもゾウの全体を認識すると、

盲人が今度はゾウの体のどこかを触っても、

それがゾウの一部だと認識できるようになるのです。

この変化は不可逆なんですね。

テニスの指導で言えば、

全体の動きがどうあるべきなのか、

という全体のイメージがちゃんと掴めていて、

それを導くために、

ひとつひとつの細かな動きをチェックしていく、

という考え方が大切だということですね。

よく、「これを直したらこうなる」と短絡的な思考になりやすいですが、

「これをこうしたらこうなって、

それがこういう動きに変わって、

そうするとこの動きがそれにともなってより良くなって、

それがうまくいけば、きっとこんな動きになって、

それができるようになればもっとうまくなる」

というような、

ちょっと回りくどいけれど、

常に全体のイメージ、より完成に近いイメージにもとづいて

細部をチェックすることが大切だと思うんです。

部分しか知らないうちは全体はつかめないですが、

一度、全体をつかめば部分に惑わされなくなるのです。

そのためには、

コーチには高い概念化能力や抽象思考力が必要になります。

これが良いコーチの条件だと私は思います。


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神は細部に宿る(3746)

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「神は細部に宿る」と言われます。

ディテール(細かいこと)にこだわることも大切、ていうお話で、

フィニッシュの形とか、テイクバックのポジションとか、

トスを上げた時の両手のバランスとかを、

細かくチェックすること、意識することで

「感覚」は大きく変わるということです。

強くなる選手というのは、そんな訓練を続けることで、

微妙な「感覚」を研ぎ澄ましてくるんだと思います。

そのために、そういう状況とか、

「感覚」とかを記憶しておかなくてはなりません。

自分なりの言葉に置き換えたり、

感覚用語を使うなどの方法を使って、

ちゃんと記憶できていたほうが効率的な上達が望めるわけです。

それを繰り返し訓練していく中で、

無意識的に動くことができるようになってくることで、

それは完成へと近づきます。

だから、記憶して、何度も繰り返す訓練が大切、

ということです。

これを疎かにしていることは多いですね。

仕上げは細かくは芸術と同じです。

最後の一筆で絵が活きてくるなんていうのと同じです。

意識して訓練していきましょう!


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