そのときどきに私が感じたことや思いなどを書き綴っています。

いつから始めたらいいの?(3728)

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昨日、入会の希望のあるお母さんと話をしました。

もちろん、商売なので一生懸命話しましたよ(笑)。

このブログを読んでくれているということなので、

言っておきますね、勝手に書いてごめんなさいm(_ _)m。

でも、子どもがテニスを本格的に始めるにはいつからがいいのか、

というのは大事な問題です。

私の考えは「できるだけ早く」ということです。

理由は3つあります。

ひとつは、やはりたくさん練習できるということです。

適正な練習量がどれくらいなのか、というのは悩ましい問題ですが、

練習の量が上達の度合いと相関があるというのは事実です。

私が実際に一般レッスンと選手育成コースのレッスンでの、

打球数について調べてみたところ、

それには(もちろん練習内容にも寄りますが)、10倍以上の差がありました。

しかも、大抵の場合、一般レッスンを受講する場合は、

1時間程度の練習を週に1回から2回程度なのに対して、

選手育成のコースでは、少なくとも3日から4日は受講するでしょう。

私のところでは、週に6日開講で、7レッスンあります(土曜日は2開講なので)。

上のクラスになると、1回のレッスン時間は、

トレーニングを含めて4時間ぐらいになります(下のクラスでも2時間以上あります)。

ちょっとやり過ぎ、と思われるかもしれませんが、

他もそんなには変わりません。

まあ、選手を目指すのですから、

たくさん練習する、ということは当たり前だってことですね。

次の利点としては、「場」が作られるということです。

ここでいう「場」とは、レッスンをする場所ことではなくて、

仲間、ライバル、トレーニング、練習試合、キャンプなど、

育成を取り巻く環境すべてのことを指します。

人は「場」に支配されます。

だから、選手を目指す、強くなる、という強い「意識」を持つためには、

「場」が大切だってことです。

そういった「場」作るためには、

多くの子どもたちが、それを目指しているという「意識」を持った「場」の中にいること

が大切だということですね。

そして、「専門性」が必要だってことです。

小さい時は色々なスポーツをやらせて、

運動やスポーツに対する感性を高めることの大切さはよく説かれます。

もちろん、それは否定しません。

でも、そのスポーツで本当に強くなるためには、

そのスポーツにしかない「専門性」を、

「感覚」として身につける必要があります。

スポーツでは、空間認知能力や力の調整力、タイミングの感度などが必要ですが、

スポーツごとにそれは違います。

それをいち早く身につけるためには、

やはりできるだけ早い時期から始めたほうが良いということです。

また、人間の脳神経は10歳前後で大きく成長します。

そういう時ほど感度が高いので、

その前ぐらいから、やはり専門的な訓練を受けている方が有利になりますね。

私が指導してる野球部の子ども達に、

「いつから野球やってる?」と聞いてみた時、

みんなは「覚えてない」と言います。

それくらい小さい時から野球を始めているということです。

もちろん、そういう経緯だけが上達の道ではありません。

高校からテニスを始めた自分なので、

遅くから始めても強くなれる!ということは信じています。

でも、できるなら早くから始める、その方が有利であることは間違いないですね。

多くの子どもたちが、早い時期から、選手を目指して頑張ってくれることを願います。


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訓練(3727)

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「理より入るものは上達早く、業より入るものは上達遅し」

とは、江戸末期の剣客千葉周作の言葉です。

理屈を体にたたき込むとは、

意識上で理解したものを訓練によって、

無意識下の本能レベルまで到達させることです。

「意識」の働きがないと、

それは「訓練」とは言わないということです。

「練習」はたくさんします。

でも、それが「訓練」というレベルまで達しているのかどうかは、

まさに「意識」の問題だということです。

どうやって意識化するのかは難しい問題です。

負けるという経験が活きる場合もあるでしょう。

指導者の恐怖によって緊張を高めることも効果があるかもしれません。

でも、結局は、自分でやるしかなくて、

初めは意識化されているものはうまくいかないですが、

それが、「訓練」によって無意識化される時、

理屈で得たものが身体に溶け込み、

それが感性となって自然と発揮される、

「上達」とはそういうものだと思います。

良い「訓練」となるように、うまく指導していこうと思います。


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勝負強さを生む「構え」(3726)

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今まで何度も海外に遠征に出ていますが、

日本の子どもたちは「勝負弱い」と感じることは多いです。

なぜ「勝負弱い」とか、「闘争心がない」と感じてしまうのだろう。

それは「構え」に大きな問題がある、と考えています。

それを、昨日の練習でも感じたので、

本や雑誌にも書いたことのある「構え」について、

少し再確認の意味も含めて書いてみたいと思います。

勝負事においては、「構え」は大変重要です。

時代劇で剣豪同士がじっとにらみ合ったまま対峙し、

しばらくの時が流れた後、相手の気迫ある、

スキのない「構え」に動揺した方が「まいった」と言って刀を置くシーンがありますが、

これが「構え」の「極意」です。

武道では「構えで押す」などと言うこともありますが、

ぎりぎりの戦いの場では、「そこ」から戦いが始まっており、

さらにいえば「そこ」で勝敗が決まってしまうこともあるということです。

日本人は本来、「構え」に関しては伝統的な「優美さ」や「強さ」を持っていました。

相撲の仕切りなどにその伝統は残っているものの、

多くの場面ではそれが衰退してしまったと感じられます。

だから「勝負弱い」と感じてしまうんですね。

ここでいう「構え」とは、

単にレシーブの時などの(形としての)「構え」のことを言っているのではありません

(それも大変重要ですが)。

「強さ」を感じさせる「姿勢」や「行動」など、「気構え」も含め、

戦う時の自分の状態を高めることができる「構え」が大事だということです。

構えた瞬間に、

相手が「うむむ!こやつ、できるな」と思わせることができるような「構え」、

それが「勝負強さ」を生みます。

そんな強さを身についけてほしいなあと思います。


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殻を破る(3725)

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大きく成長する時機というのはあります。

それを、「殻を破る」とか「ステージが上がる」、

「ブレークスルー」なんて言ったりします。

それは突然の大きな成長のことですが、

突然現れる、というものではありません。

実は、その兆候は、ちょっとづつ、ちょっとづつ、

立ち居振る舞いや言動に現れてくるものです。

動きの変化が見られます。

言動の確かさに現れます。

そして、気がつくと、ちょっと自信気に見えて、

堂々とプレーしているように感じます。

そして、気がつくと、

びっくりするような強さを身につけている、

それが「殻を破る」ということです。

卵の中から殻を破って出てくるひなのように、

いきなり爆発して生まれてくる、ということではなくて、

がんばって、がんばって、小さなくちばしで「殻」をつついて、

少しヒビがはいった所を何度もつついて穴を開け、

その穴を何とか拡げて、やっとの思いで外に出てきます。

そんな感じです。

そんな時、ちょっとだけ助けがあると、

すうっと楽に出てくることができますね。

そういう仕事がコーチの仕事かなと思います。

ほんのちょっとです。

くちばしで「殻」を破り始めた時の兆候を読み取って、

ちょっとだけ手助けする、

それがコーチの仕事だと考えます。

それがうまくいくためには、

いつもちゃんと見ていかないといけない、

そう強く思います。


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意識的なルーティーン(3724)

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「型」に関連することですが、「ルーティーン」の大切もよく説かれます。

一連の動作ということですが、

これもただやらされているのと、「自分の意識」で行うのとでは

まったく意味合いが違ってきます。

私は、基本、夕方からの仕事なので、朝早く起きる必要はないのですが、

今は、ちゃんと朝早く起きて

(じじいだから起きちゃっていうのはちょっとはあると思います笑)、

ブログを書いて、犬の散歩に行ったり、掃除をしたりするのが日課(時にはサボりますが)、

「ルーティーン」になっています。

最初のうちは、もちろん嫌々というか、強制的な感覚でした。

ブログで結構偉そうなことを書くので(笑)、

「じゃあ、お前やってるの?」と言われるのが怖くて(笑)、

「やらなきゃな」っていう感じでしたので、

ついついサボりたくなったりしちゃうんですよね。

でも、それを続けていると、「意識」は変化します。

朝早くに活動するほうが、色々な考え事をまとめるのに役立つし、

時間的な余裕を感じるし、家族との会話は増えるし、

犬は喜ぶし、「いいなあ~」と思えることが増えてきて、

だんだんと「自分の意識」で行うようになります。

こうならないと、「ルーティーン」にはならないわけで、

親に言われるから、先生に怒られるからと、

外部の圧力によって、自分を規制している、というような感じでは、

その「ルーティーン」は活きてこないと思うんです。

バッターボックスや、ネクストバッターサークルのでイチロー選手の「ルーティーン」は有名ですが、

彼は、こうした一連の動作を「意識の確認」だと言っています。

毎回、毎回、今まで何千、何万回繰り返してきた動作において、

欠かさず「意識の確認」をすることで、それが活きてくる、

イチロー選手はそれを実感しているので、

ちゃんと「自分の意識」で行うことができるということですね。

テニスの構えや日常の生活、どんなことにおいても

「自分の意識」で行う「ルーティーン」を持ってみてはどうかな。

きっと何かしら変化を感じるはずです。

それがみんなを強くする、そう思います。


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