そのときどきに私が感じたことや思いなどを書き綴っています。

苦悩を自ら作り出す人(3636)

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「ジュニア最後の戦い」を前にして、

「苦しい思い」をしている高校生諸君も多いと思いますが、

そんな選手諸君に向けて、言葉を贈りたいと思います。

ある本に、

「スポーツ選手は、苦悩を自ら作り出す人」

と書いてありました。

ほんと、そうですね。

こんなに苦しくて、辛くて、面倒くさくて、自分の自由な時間を奪っていくもの、

そんなものに自ら進んで取り組むのですから、

まさに「苦悩を自ら作り出す人」ですね。。 

でも、その本には続けて、

「困難に対してどのような態度をとるかということのうちに、

その人本来のものが現われ、

また、意味のある人生が実現されるのです。

私たちは、スポーツマン精神 という

ほんとうに人間らしい精神も 忘れてはなりません。

スポーツ選手がすることといえば、

困難によって成長するために

困難を造りだすことにほかなら ないではありませんか。」

と書いてあります。

そして、「苦悩に耐えたという思い」は、

「自分がやってきた」ということに対して

「感謝すること」につながっていきます。

これが「スポーツを続ける最も尊いこと」だと思います。

困難を作り出し、それに耐えてがんばる、

そんな選手であってほしいと思います。


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最後の戦い(3635)

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全国で高校3年生諸君は「ジュニア最後の戦い」を戦っていると思います。

私もよく

「最後の試合になりますのでよろしくお願いします」

なんて言われます。

確かにそうですが、日本では特にその意識が強くなります

(私たちの時代はあまり意識されませんでしたが)。

その理由のひとつは、ジュニアの試合は「普通」ではないからです。

1セットマッチで行われる試合

(私はいろいろな国で試合を観ましたが、

1セットマッチの試合はただの一度も観たことがありません)、

3分やサービス4本のウォーミングアップ

(これも一度も観たことはありません。

ダブルスの試合前のウォーミングアップで、

ペア同士でのクロスコートのラリーを見た時は「マジか!」と思いましたね(笑))、

それに試合は14時ぐらいに終わってしまうのに、

朝の練習コートはもちろんありません

(試合中の練習コートの解放なんて見たことありません。

全国の大会ですら練習コートがないことは多いです)。

それほど日本のジュニアの試合は、

テニスの「スタンダード」とはかけ離れています。

これで全国が決まるという試合が、

1セットマッチや8ゲームマッチで行われるのは、何とも可哀想な気がします。

それに加えて、親の関わりはすごく強いです。

もちろん、ジュニアなので、何でも自力は難しいです。

だから、親が何でもというのも間違っているとは思いますが、

その関わりが強い分だけ、

ジュニアを卒業して大学に進学すると、

その関係性が薄くなっていくという意識が強いので、

「最後の」ということを強く思います。

そんな理由があって「最後の」となりますが、

そういう「区切り」は本人がつけるものです。

「もうテニスは辞めだ!」はいいと思います。

テニス以外にもたくさん自分の可能性を広げるものはあります。

それを探してみるのはとてもいいことですね。

でも、「もっとがんばろう!」はテニスを教えている側からすると、

一番大切にしたい気持ちです。

実際に高校を卒業したらテニスを辞めるつもりでいた子が、

何かしらのきっかけでやる気になって、大学でのテニスを選択し、

大きく成長するのを何度も見てきました。

やっぱりこれはうれしいですね。

だから、回りにいる人が勝手に「区切り」をつけないでほしいと思うんです。

「最後だから」、「最後だから」と言い過ぎないでほしいんです。

子どもたちは、まだまだこれから成長する伸びしろがあります。

身体的にも精神的にも「これから」なんです。

だから、「もっとやれるんじゃない」と思って、

どう「区切り」をつけるかを本人委ねてほしいと思います。

私は言い続けますよ。

「まだまだこれから。これから自分のテニスが完成していく。だからがんばれ!」

・・・と。

まあ、それでも願います。

「ジュニア最後の戦い」が充実して終われますように。


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続けるという訓練(3634)

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色々なことを試してみることは大切です。

「感覚」を高めたり、「選択の力」を高めるために必要なトレーニングだからです。

でも、どんなトレーニングでも練習でも、

「続ける」ことができなければ何も変わってきません。

色々なショットを練習することの利点のひとつは、楽しいからです。

今まで自分のやってきていない練習なので、

新鮮味があったり、興味や関心が高いので楽しく集中してやれますね。

でも、すぐに飽きてしまいます(笑)。

なぜなら、我慢して「続ける」という「訓練」が足りないし、

そもそもそういうことが嫌いです。

もちろん私もです(笑)。

でも、本当に力をつけるには、その「訓練」を避けては通れません。

私が毎朝早く起きるのは、そしてブログを書くのは、その「訓練」です。

自分対する約束です。

何も複雑なことをやっているわけではありません。

早く起きて、ブログを書いて、犬の散歩をして、

という至って単純なことを「続ける」ということです。

面倒と思うことなんてしょっちゅうです。

でも、何て言うのかな、自分の意志を確認するというか、

ルールを守るという規律を自分に課すことで、

何となく充実した生活ができるようになってきます。

そうやって「自立」した自分を作っていくんですね。

だから、練習では単純な練習を繰り返して練習することが大切です。

つまんないから、いいんです。

それが「意志」を鍛えます。

プロのトレーニングを指導する時に感じることは「それ」です。

トレーニングを覚える時は、それなりに興味や関心も高く、

好奇心によって行動できますが、

毎日それを「続ける」となると、

それはもうまさに自分の「意志」が試されるわけです。

私はプロなので、その期間にどうトレーニングをしてきたのかは、

一目見れば大体分かります。

プロは、つまらない、苦しいトレーニングをちゃんと続けてきます。

それを繰り返すことができる強さを持っていること、

それがプロのプロたる所以かなと思います。

そんな強い「意志」を作るためにも

単純な練習を繰り返すことをちゃんと続けてほしいと思います。


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肚が決まる(3633)

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自分が賭けるリスクと得られるリワード(利益)を常に考えて、

リワードが高くなるように「戦術」を持つことが重要であると書きました。

簡単に言うと、

「勝つために何をするのか」ということをちゃんと考えるということですが、

「戦術を持つ」ことのもっとも良い所は、「肚が決まる」ということです。

試合の後で感想を聞いてみると、

「何をしていいのか分からなくなった」という子も多いです。

ショットの出来不出来でものごとを推し量っていると、

それが狂うと「何をしていいのか分からない」ということになってしまいます。

でも、「戦術」が決まって、それをやると強く決めると、

やることが決まるので、

ショットの出来不出来に心が乱れることなく、

ちゃんと意志を持って戦い続けることができますね。

つまりは「肚が決まっている」ので、

苦しくても頑張れるということなんです。

勝ち続けるために何よりも重要なことは、

「肚を決めて継続ができる自分のプレースタイルを作ること」

なんです。

そんな強さを持った選手に成長してほしいですね。


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リスクリワード(3632)

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「戦術」に対する理解がないと感じることは多いです。

単に強いショットを打てば勝てるほど甘くはないですね。

もちろん、そのショットのレベルに差があれば勝てますが、

それが同等のぎりぎりの勝負では、

「戦術」の優れている方が勝つのが道理です。

まあ、テニスはネットを挟んで対峙するスポーツではもっともコートが広く、

そして、技術の数も多いので、

「戦術」を立ててもまずは技術がないと、と考えてしまいますが、

そうではありません。

自分の中に明確に「こうやって攻める」という戦術がないと、

ちょっとショットが乱れると焦って、

とたんに調子が崩れてしまうからです。

そうなると、多くの子どもたちは無謀だと思えるようなショットを連発します。

リスクの高いショットばかりを打つようになるってことですね。

たまには素晴らしいエースになりますが、

重ねていくとミスのほうが多くて、結局は自滅です。

そんな状態の時は、エースを取っても実につまらなそうな顔をしますね。

そうならないための「戦術」です。

色々な「戦術」がありますが、

まずは自分のリスクを小さくすることを考えることです。

ギリギリのワイドやダウンザラインに打つのは、

当然ミスが出やすいです。

だから、センターを狙って打つことです。

ネットも低いし、多少ミスコントロールがあってもコートには入ります。

相手のショットが角度をつけて返ってくる確率も下がりますね。

それだけ「安心して」ショットを打つことができます。

その「安心感」が、チャンスを生むんです。

そういう心に余裕がある時のほうが

チャンスボールをポイントに繋げられる確率は上がります。

そうやって戦うことです。

ビジネスの世界で、「リスクリワード」という言葉があります。

自分が賭けるリスクと得られるリワード(利益)を常に考えて、

リワードが高くなるように「戦術」を持つことの重要性を説いています。

それは、テニスでも同じだということです。

他にもリスクが少なく、

ポイントが取れる確率が高くなるという戦術はたくさんあります。

それを理解し、ちゃんと「戦術」を持って戦うことです。

それができれば、今よりも強くなれると思いますよ。


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