「マイルール」の良い所は、
「頭が真っ白になって、何をやっていいのか分からなくなる」
ことを防ぐことですが、
実は、メリットはそれだけではありません。
試合に負けてしまった後の感情をうまくコントロールできる、
ということです。
何も考えないで、自分のすべきことを忘れてしまって負けると、
「怒り」がこみ上げてきます。
でも、きちんと「マイルール」を守って、
すべきことをやって負けたという自覚があれば、
それは大きなプラスになることもあります。
負けるこことは悲しいけれど、
「悲しみ」という感情はどうしようもなく生まれるけれど、
「悲しみ」という感情は、
そこから「何かを見つける」という意欲を育てる大変重要な感情です。
つまり、「敗戦から学ぶ」ためには、
「怒り」でなく、「悲しみ」につつまれるような試合を経験する
ことが大切だということです。
この前の錦織選手の敗戦は、
まさに「怒り」の敗戦ですね。
だから、ラケットを叩き割ってしまいます。
納得出来ないからです。
何をしていいのか分からなかっったから、
ただ「怒り」にまかせて行動してしまったからです。
いつもは違いますね。
試合後のインタビューでも冷静に応えて、
自己分析できています。
錦織選手は、
「今日は僕の日ではなかった」
と言っています。
「僕という自分」を見失ってしまったことを言っているのだと思います。
そうならないために、「マイルール」はうまく機能するということです。
まあ、トップ選手でもそうできないことが度々あるので、
ジュニアの選手にとってはとても難しいことだと思いますが、
強くなりたければそれを心がける、
それが大切だと思います。
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