
この前の試合で、素晴らしい逆転で勝利したのを見た時、
「こうした「経験」は間違いなく成長につながります。
それは勝敗に関係なく、試された「勇気」が「経験」になっていくからです。」
と書きました。
そして、「それは試合の中でしかなかなか経験できないものだ」とも書きました。
こうした状況は本当に苦しいですね。
「もう負けるかもしれない」という思いが強くあるからで、
その「恐怖」で身体は震えます。
でも、だからこそ、それが「成長の機会」になるんです。
孫子は、
「これを亡地に投じて然る後に存し、これを死地に陥れて然る後に生く」
と説いています。
この言葉で、孫子は「逆境こそ人間を成長させる機会」だと説いています。
多くの子どもたちは「逆境」になるとあきらめてしまいます。
「負けるかもしれない」という「恐怖」に心が折れ、
震える手がショットを乱すからです。
そして、「何が何でも」(これは私が好きな言葉のひとつです)の思いを忘れ、
逃避的な行動をとってしまうことのほうが多いものです。
こうした「逆境」を超えていくには、
「絶対に勝つ!」、「絶対に強くなる!」という強い思いが必要で、
それをいつでも自分に言い聞かせることが大切です。
そういう思いを口にすることも大切なことですね。
これを「達成に対するコミットメント」と言いますが、「自分対する約束」です。
誰に対してではなく、「自分に対する約束」なので、
いつでも変更できるし、やめてしまうことは簡単です。
でも、それをいつも持ち続けることができたら・・・
間違いなく強くなりますね。
これも「自立」です。
こうした「感性」が、「逆境」でこそ培われる、
だから「こうした経験が成長につながる」と確信できるのです。
「逆境」を糧にする、そんな選手に成長してほしいなと思います。

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