私は、ティーチングをあまり信用していないというか、
その効果についてはいつも懐疑的に考えるようにしています。
こういう考え方をするようになったのは、
大学院での研究で、自分が教えてきたことが、
あまり効果がないどころか、
マイナスの効果があることが衝撃的に心に残ったからです。
例えば、その頃主流のアドバイスであった「押すように打つ」について、
その効果について調べましたが、
ボールコントロールやボールスピードなどは、
あまり効果がないという結果が示されました。
そして、
技術レベルがあまり高くない人ほどマイナスの効果が現れるというものです。
このような結果が多く示されることで、
自分の感性だけで指導することの限界を感じ、
ただじっと観察することの重要性を強く認識し、
ティーチングとコーチングの違いを明確に意識するようになりました。
ガリレオ・ガリレイは、
「人間は他人に何事も教えることはできない。
ただ、自分の努力でそれを発見するのを、手助けするだけだ」
と言ったそうです。
コーチングのレベルをあげるためには、
ティーチングの効果を懐疑的に考えながら、
より効果的なコーチングのアプローチを検討していく、
そんな姿勢が大切なのかなと思います。
人気blogランキング参加中!にほんブログ村
- 関連記事
-
スポンサーサイト
« コーチング(3442) l ホーム l 普通じゃない(3440) »