そのときどきに私が感じたことや思いなどを書き綴っています。

最後の戦い(3635)

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全国で高校3年生諸君は「ジュニア最後の戦い」を戦っていると思います。

私もよく

「最後の試合になりますのでよろしくお願いします」

なんて言われます。

確かにそうですが、日本では特にその意識が強くなります

(私たちの時代はあまり意識されませんでしたが)。

その理由のひとつは、ジュニアの試合は「普通」ではないからです。

1セットマッチで行われる試合

(私はいろいろな国で試合を観ましたが、

1セットマッチの試合はただの一度も観たことがありません)、

3分やサービス4本のウォーミングアップ

(これも一度も観たことはありません。

ダブルスの試合前のウォーミングアップで、

ペア同士でのクロスコートのラリーを見た時は「マジか!」と思いましたね(笑))、

それに試合は14時ぐらいに終わってしまうのに、

朝の練習コートはもちろんありません

(試合中の練習コートの解放なんて見たことありません。

全国の大会ですら練習コートがないことは多いです)。

それほど日本のジュニアの試合は、

テニスの「スタンダード」とはかけ離れています。

これで全国が決まるという試合が、

1セットマッチや8ゲームマッチで行われるのは、何とも可哀想な気がします。

それに加えて、親の関わりはすごく強いです。

もちろん、ジュニアなので、何でも自力は難しいです。

だから、親が何でもというのも間違っているとは思いますが、

その関わりが強い分だけ、

ジュニアを卒業して大学に進学すると、

その関係性が薄くなっていくという意識が強いので、

「最後の」ということを強く思います。

そんな理由があって「最後の」となりますが、

そういう「区切り」は本人がつけるものです。

「もうテニスは辞めだ!」はいいと思います。

テニス以外にもたくさん自分の可能性を広げるものはあります。

それを探してみるのはとてもいいことですね。

でも、「もっとがんばろう!」はテニスを教えている側からすると、

一番大切にしたい気持ちです。

実際に高校を卒業したらテニスを辞めるつもりでいた子が、

何かしらのきっかけでやる気になって、大学でのテニスを選択し、

大きく成長するのを何度も見てきました。

やっぱりこれはうれしいですね。

だから、回りにいる人が勝手に「区切り」をつけないでほしいと思うんです。

「最後だから」、「最後だから」と言い過ぎないでほしいんです。

子どもたちは、まだまだこれから成長する伸びしろがあります。

身体的にも精神的にも「これから」なんです。

だから、「もっとやれるんじゃない」と思って、

どう「区切り」をつけるかを本人委ねてほしいと思います。

私は言い続けますよ。

「まだまだこれから。これから自分のテニスが完成していく。だからがんばれ!」

・・・と。

まあ、それでも願います。

「ジュニア最後の戦い」が充実して終われますように。


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