そのときどきに私が感じたことや思いなどを書き綴っています。

型(3723)

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「型」がない選手は弱い、そう思います。

ある方は、

「既製のものであれ、自分で確立したものであれ、型がないと弱いものです」

と言っています。また、

「型とは、戦うために完成された-ありとあらゆる場面を想定し、練りに練られた-構えです」

とも言います。

一方、「構えありて構えなし」とか、

「勝負には臨機応変に当たるべきで、自由であることこそが力」

と言われることもあります。

なんか、矛盾しているようでこんがらがりますね。

でも、「型」を理解すると、そうではないことが分かります。

私が昔ちょっとだけ空手を習った時、さんざん「型」の練習をするのですが、

自分ではうまくやっているつもりだし、

まわりにいるうまい人ともそんなに違わない気がするのだけれど、

先生には「違います!」と一喝されます。

いつも「なんでかな?」と思っていましたが、

それは「意識」が伴っていない、単なる「形」だったんですね。

「型」は「フォーム」とは違います。

きれいで美しい「フォーム」であることは、

上達のひとつの条件ではありますが、

それが実践でうまく発揮されなければ強くはなれない、

ということです。

難しい話ですが、

何度も何度も練習した「フォーム」、

これは自分が自信を持ってうまくいくといえるものだったり、

感性に合うものだったりしますが、

それが相手に対してどう有効に働くのかという「意識」や「イメージ」、

そんな「心身が一体」となったもの、

それが足りないと勝てないということです。

子どもたちの試合を観ていると、それを強く感じるんですね。

ただたくさん練習すれば強くなるということではなく、

「ありとあらゆる場面を想定し、練りに練られた構え」

が足りていないと、強くはなれないということです。

ナダル選手が今までの「型」を変えて、ネットプレーに果敢に出て、

見事に全米オープンチャンピオンになったように、

フェデラー選手がリターンダッシュ(セイバーと言われています)で戦い方に変化をつけて復活したように、

ひとつの「型」を作り上げるべく努力することは大切、

でも,さらに上に行くために自由であること(囚われないこと)、

それが大切であることを教えてくれます。

完璧を求めることがすべてではありません。

そもそも完璧なものなど存在しません。

でも、それを目指して自由に自分を変えていくことができる、

それが「型」としての強さを作っていくんじゃないかなと思います。


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