そのときどきに私が感じたことや思いなどを書き綴っています。

検証する(3165)

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私は、その子の「何」を見て指導しているのかというと、

それは、「特にない」ですね。

できる限り、先入観を持たないように、

自分の考えの押し付けにならないように、

じっと見て、思い浮かぶイメージを重ね合わせてみて、

「ここをこうしたら、もっと良くなるんじゃないのか?」

というアイディアが浮かんだら、

それを一生懸命に「検証」します。

自分の「知識」や「経験」に照らし合わせてみて、

そのアイディアの妥当性を「検証」するんですね。

子どもたちは、みな「個性」があります。

身体的な特徴や性格、考え方はみな違います。

その「個性」は、その子の持っている感覚やイメージなので、

簡単に変えることはできません。

だから、何度も何度も「検証」し、

その子の感覚と自分のイメージを擦り合わせて、

何となくうまくいく方法を探ります。

アドバイスはしますが、その通りに「変化」することを望んではいません。

アドバイスを聞いて、

それに応じて「何かを変えよう」とした時の「変化」を観察します。

それがしっくりときているように感じるのであれば、

きっとそのアドバイスは「効果」があるということです。

私の大学院の論文は、

コーチのアドバイスが身体動作に及ぼす影響」

というタイトルです。

これは、

コーチは指導においてアドバイスするけれど、それ、効果あるの?」

と聞かれた時に、うまく答えられなかったのがきっかけになりました。

その当時は(今でも?)、

「押すように打つ」というアドバイスが主流(?)でした。

何度も何度もそうアドバイスされました。

自分でもそんな感じで打っているという感覚が強く、

それが正しいと思い込んでいました。

それで、

そのアドバイスに従って打ってみた時の、

コントロールやスピード、身体動作がどう変化するのかを調べましたが、

結果は、「あまり良くない」、ということです。

ちょっと意外でしたね。

でも、この実験や論文を書くことを通して、

アドバイスの「効果」についてはより慎重に考えるようになったし、

ちゃんと「検証」すること、

自分の考えではなく、

その子の動きやミスの傾向などを「丹念に探る」という指導のスタンスを作ってきました。

だから、

すべての子どもたちに、

「これがいい!」

といえるアドバイスはないということです。

コーチはちゃんと「見るのが仕事」です。

見て、「検証」して、そして何となく方法を探る、

そんなアプローチが大切なんじゃないかな

・・・そう思います。


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