そのときどきに私が感じたことや思いなどを書き綴っています。

調子の波(3565)

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寒い季節は、体調を崩す子が多いです。

まあ、体調っていうくらいですから、体の調子のことですね。

それが悪ければすぐに気づきます。

でも、それと、試合や練習での調子の善し悪しはちょっと違うと思うんです。

多くの子どもたちは「今日は調子が悪い」と言います。

体の調子が悪い、というのは、

正常な状態がちゃんと分かっているということを基準として、

何か調子の悪い状態になっているということですが、

テニスやスポーツにおいて調子が悪い、

というのは、

正常な状態をきちんと理解できていない、

きちんと決まっていないものを基準として調子が悪いということなので、

意味合いが違います。

だから、何の調子が悪いのかは分かりません。

基準を自分の理想としてしまうと、

なかなか調子が良い状態ということにはならないわけで、

そういう状態の方が少ないにもかかわらず、

「調子が悪い」と思い込むことは、

パフォーマンスにはあまり良くないことの方が多いと思います。

スポーツにおける「調子の波」は上達のためには必要なことです。

なので、「調子が悪い」と思わないようにしましょう。

今、どうすれば良いのかということをちゃんと考えましょう。

調子が悪いと感じてしまう時に、色々と工夫して、

今の状態を少しでも良いと感じることができるようにしていきましょう。

そういう考え方ができて、

嫌な感じでがあっても頑張って続けているうちに、

「あれ、何かうまくなってた」というのが上達なんですね。

お金を出して、「はい、これ」と与えてもらえるものでもないし、

目に見えてはっきりと分かるものではないし、

なんか雲をつかむような感じですが、

それを求めているうちにちゃんと上達している、

そう考えることが大事です。


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ユーリカ(3564)

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昨日の練習で課題練習に取り組んでいた子が、

「あっ、分かった気がする!」と叫びました。

きっと、何か自分の感覚にしっくりとくることがあったか、

何かに気づいたんですね。

こういうことを「ユーリカ」と言います。

「ユーリカ」とは、「見つけた、発見した」を意味し、

古代ギリシアの数学者・アルキメデスが、

「アルキメデスの原理」を発見した際に叫んだとされる言葉です。

突然のひらめきのように解されることもあります。

スポーツの上達理論ではとても大切な事柄になります。

スポーツは、時間をかけて一生懸命に取り組んでも、

ちっとも上達しない時期があります。

これをプラトー(高原状態)と言ったりしますが、

そういう時はちょっと苦しいですね。

でも、そういう時でもあきらめずに頑張って続けていると、

突然ひらめくことがあって、

こういう瞬間が上達には欠かせないということです。

その子がどんなことに気づき、

自分の感覚がどう変わったのかはよく分かりませんが、

確かに打つボールは良くなっています。

大切なことは、あきらめないで続けること、

うまくいかなくても感情的にならないこと、

ちゃんと思考すること、

変化を求めることを怖がらないこと、

うまくいったと感じた時にはちゃんと表現することなどが大切です。

なかなかこういう瞬間に巡り合うことも少ないですが、

それがたくさん見つかるように、

より良いアドバイスができるようにちゃんと観察すること、

それがコーチの仕事であるという自覚を持ってやっていこうと思います。


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共に(3563)

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あるプロ野球球団の選手とコーチの内紛(?)に対して、

ある著名な元プロ野球選手が、そのキャンプ地を訪れ、

「一番強いのは選手だから頑張れと応援した」

というニュースを見ました。

やっぱり思うのは、「ちょっと違うよねえ」ということです。

まあ、どんな真意でそう話をしたのか詳しく知らないので何とも言えませんが、

選手とコーチのどちらかが偉いという、

比較で物事を考えるのは間違っていると思います。

たぶんその方は、

「何でもコーチの言いなりはいかんぞ!」

というようなことを伝えたかったのかもしれません。

もちろん、そういうことはあります。

でも、私は選手に限らず、人にとって一番大切なことは「自立」だと考えているので、

最後の最後は自分で考えて、

自分でちゃんと責任を取るということが大事だと思いますが、

それと「選手が一番偉い」と考えてしまうことには大きな違いがあると思います。

コーチと選手の関係で最も大切なことは、

「共に」という意識だと思います。

元々の語源から考えても、

「共になって目的地まで運ぶ」というのがコーチの意味なので、

どっちが偉いとか、優れているとかを競うという感覚はありません。

お互いに自立し、お互いがお互いを必要として成り立っているという関係、

というのが理想的かなと考えます。

まあ、コーチは選ばれる立場なので、

何とか選ばれるように努力をします。

逆に選手を選ぶということは基本的にはできないことが多いので、

それでも指導しなければならない時、

お互いがお互いを必要としていなければ、

そこには問題が生じることもあるということです。

そういうことをできる限り回避するために必要なことは、

「ルール」だと思います。

選手がコーチに対して信頼を置けなければ、

それを選択をしないということもできますが、

それが難しい時には、

「私がコーチングをする時は、こういうことをきちんと守ってほしい」

という「ルール」を明確にしておくことが大切かなと考えます。

コーチは選ばれなかった時、悲しい気持ちはなりますが、

選手が自立していく、と考えれば、それを納得し、

離れていくことを良しとする覚悟も必要ですね。

私も多くの子どもたちに選ばれるように、頑張っていこうと思います。

連日ちょっと難しい話でごめんなさいm(__)m。


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体育会系(3562)

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プロ野球やトレーニング指導で問題が起きると、

「体育会系」という言葉が出てきて、

何となく嫌なものだという意識が強く残ります。

あるプロ野球球団で起きた問題について、

「まだコーチ2年目で経験も浅いコーチの超体育会系の指導手法にも問題はあるだろう」

と書いてあります。

「超体育会系って何だろう???」とは思いますが、

ここには悪しき「体育会系」っていうイメージがありますね。

その問題に触れて、元プロ野球の監督を務めた方は、

「現在のプロ野球の最大の問題は、ちゃんとした指導のできるコーチがいないこと。

まず勉強をしていないし、威厳をふりまわすことだけが、コーチだと勘違いしている。

根気よく、技術の基本だけでなく、人間教育ができる人間がいない」

と問題点を指摘しているらしいです。

そうですよね。

ずっとスポーツばかりしてきて、急に指導者になる選手も多いので、

経験値が少なく、どう対応していいのか分からなくなって、

自分の感性だけを押し付けてしまうっていうのはあります。

また、あんまり(指導に)自信がないので、

人から弱いとか、あんまり知らないとか思われたくなくて、

妙に威厳を振りかざしたり、

それが暴力的なことであっても、「指導だから」と開き直ったりもするわけです。

でも、それがすべて「体育会系」のなせる業かといえば、

それは違うと思います。

確かに、「体育会系」には、

苦しい、汚い(笑)、しごき、いじめ、厳しい上下関係、などの言葉が思い浮かびます。

そして、そこから形成される人間性には問題があると言わんばかりに・・・。

でも、彼らにはこうした世界を耐え忍び、自分の能力を磨き、

夢を見て歯を食いしばって頑張ってきた歴史があるわけです。

だから、社会に出て必要な忍耐力や協調性、

くじけない強いこころなんかもちゃんと培われることも多いです。

そういう世界をやってきていない人たちに、その負の面だけを批判されると、

「それはちょっと違うよね」と思うわけです。

彼らは、そういう厳しい世界にあっても、

「頑張っている自分」というプライドを失わずにいて、

色々なことを学んできたのですが、

それが指導者という立場になった時、

今までの経験値では計り知れないことに遭遇して戸惑ってしまいます。

だから、うまく行動をコントロールできなくなってしまうということはあると思います。

コーチになることは、自分がくぐってきた苦しい思いを、

できるだけ選手には経験させないように、

うまく支えてあげるというような意識の変化が必要ですね。

元プロ野球の監督さんのいう勉強というのは、こういうことなのかなと思います。

これからもちゃんと勉強します!


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身体感覚を磨く(3561)

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自分ではちゃんと動かしているつもりでも、

実際は大きく違っていることはあります。

「目を閉じて、両手を横に広げて、肩と同じ高さに挙げてください」

と指示してやってもらうと、ちゃんとできる人は少ないです。

肩よりも大きく上がったり、下がったり、

びっくりするぐらいずれる人もいます。

でも、それが、その人にとっての「肩と同じ高さに挙げている腕」の感覚なんです。

で、次に目を開けて、その位置を確認してもらいます。

それでもちゃんとできない人は、

少し手助けして、正しい位置に直してあげます。

そうやって正しい位置に挙げた手を確認してもらって、

もう一度やってみると、

大半の人は正しい位置に腕が上がっています。

何度かやってみると、

いつやっても正しい位置に腕が上がるようになります。

実は、ここに「コーチング」の真髄(ちょっとおおげさかも・・・笑)が隠されています。

外から見ているとちゃんとできていないことでも、

人は何とか対応しようと自分なりの感覚で動作をします。

でも、そこには大きなずれがあるので、

まずは自分のずれを確認することが大切です。

多くのスポーツ選手が鏡を見て動作の確認をするのは、

そういう意味合いもあります。

これがずれていると、

「自分ではやっているつもり」

がまったくそうではないことに気づけないので、

何度やってもうまくはいきません。

その時、

「ほらほら、こうやってみるとうまくくでしょ」

とガイダンスすると、

突然動作が素晴らしく改善されることもあります。

これが「コーチング」です。

でも、それがうまく功を奏するのは、

自分の感覚のずれをちゃんと確認できているときです。

自分でこうやろうと思っているイメージ通りに体を動かすことができる、

それが基本的にできていないと、

「こうやってみて」と言ってもあまり効果はないですね。

だから、

いつも自分のスイングをイメージしてみる、

素振りが日課になる、

そんなことを通して「自分の感覚を正しく磨く」ことが大切で、

その上で、もっとうまくいく方法を提案してあげること、

それがコーチの仕事かなと思います。

そのもっとうまくいく方法を見極められる能力を磨こうと想います。


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